「賢者の贈り物」

賢者の贈り物という物語、

知っていますか?

貧しく、若い二人のクリスマスの物語です。

女性は自慢の髪を売り、彼の大切にしている金時計に合う鎖を買いました。

一方男性は、大切な金時計を売り、彼女のために櫛を買いました。

この物語は、お互いがお互いを想いあう、

それこそが最高の智恵であると伝えています。

10年間、遠距離恋愛を続けていたわたしたち。

わたし達には様々な事情でお金がありませんでした。

特に彼は、お金のことになると、ずっと荒れていました。

どうしてもクリスマスを一緒に過ごしたくて、

その時の彼の勤務地まで行ったことがあります。

彼の生まれ故郷だったし、どうしても見ておきたかったのです。

彼は戸惑っていました。

でも、わたしという人間の「業」はなんて深いのだろう。

「会えるだけでいいから」

そう言いながらも、

どうしても、カタチや言葉を求めてしまう。

そして彼の方でも、

「仕事もあるし、俺はお前に何も買ってやれない。」

こんな会話ばかりが続く。

でも、今にして思えば、彼は時間を贈ってくれたのだと思う。

1つでも多く周りたい営業の時間を削って、

わたしに合せてくれた。

わたしは彼に何を贈ったのだろう?

わたしは彼の想いを受け取めていたのだろうか?

彼の想いに応えていたのだろうか?

賢者の贈り物、

この物語を思い出すたび、

わたしは何と愚かなのだろう、

そう思わずにはいられないのである。













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