「トランペット」ストーリー

これは、ある小学6年生のお話しです。

彼女には野球好きのお兄ちゃん、二人がいます。

だから、お休みの日はいつも、

ママと一緒にお兄ちゃんの野球の練習ばかりにつきわされていました。

ママはそんな彼女にも、

何か好きなことを見つけてもらおうと、

ピアノを習わせました。

でも、もともとピアノが得意なママやおばあちゃんが、

もっと練習しなさい、ばかり言うので、

だんだんめんどくさくなってきました。

また、いとこのほうがピアノが上手なので、

ちょっとアホらしくなってきました。

もともと弾くよりも歌うほうが好きだったので、

歌の練習はちょっとしました。

でも、小さかったときのような、高い声も

だんだん出なくなってきたので、

つまらなくなってきました。

それで、ピアノも歌もやめてしまいました。

そういう彼女でしたが、

トランペットにちょっと興味が出てきました。

ピカピカな楽器を持って、

カッコよく演奏するブラスバンド。

さっそくクラブに入りましたが、

彼女が担当になったのはトロンボーン。

嫌いではないのですが、

やはり、トランペットの魅力には叶いません。

それで、彼女は一念発起。

トランペット教本を見ながら、

自分で猛勉強。

楽譜の読み方、指の使い方、吹き方を覚えました。

そして、トランペット担当に変えてもらったそうです。

甘えんぼうでめんどくさがり屋だった彼女はもういません。

誰もが経験したことのある、この「熱さ」

いつも心に持っていたいと思います。

今、彼女はトランペットと水泳を頑張っているそうです。