三つ子の魂、百歳まで

日常生活において、

大切にしている時間がある。

それは就寝時間である、

毎日の日課を全て終え、

自分のベッドに入る瞬間、

やっと「鎧」を脱いだ気持ちになるのだ。

オフの日もベッドの上で過ごす時間が多い。

本を読んだり、考え事をするのは

大抵ベッドの上である。

母は、そういうわたしを複雑な目で見ている。

「三つ子の魂、100までだね」

わたしは幼い頃、入院生活が長かった。

ベッドの上が全ての世界だった。

自分の身の回りのものは全て、ベッドの周りに置いてあったのだ。

でも、ベットから降りるとそこは他所の場所だった。

隣は他所の人のベッドだからだ。

それが当たり前だったから、

狭いとも小さいとも思わなかった。

でも、布団に潜るクセがついたのも、

その頃からかもしれない。

眠る瞬間まで、絶えず大人の目を意識していたのかもしれない。

その時の習性が今も残っているのだろう。

最近、ベッドを新調した。

寝心地にこだわり、畳ベッドにした。

そこは、自分が自分だけの自分に還る場所。

それは、今も昔も変わらない。

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