「腐ったモノは排除しなければならない!」
わたしたちは、仮面をつけて生きている。
優しい人、
物分かりの良い人、
良識ある人、
そして、その仮面の人物を演じている。
でも、時々、その下にある素顔が顔を出す。
本当の姿をさらけ出す。
言葉の下から、その素顔が見える。
昼下がりのファミレスで、
耳に飛び込んできた言葉
「腐ったモノは排除しなければならない!」
これは、野菜や果物だけのことだろうか?
それ考えると、すっと背筋が寒くなる。
「ほかのモノも汚染されてしまうから」
自己優位意識
自分は間違いない。
自分の家庭は問題ない。
自分の家族は問題ない。
言葉の端々にその意識が見える。
人の良さそうな、
理解ありそうな、
気さくそうな、
その仮面の下から見えた素顔。
わたし自身、一体どんな仮面をつけているのだろう?
そしてその下にはどんな素顔があるのか。
それはどんな風に、人の目に写っているのだろう?
それを知るのが恐くてならない。