運動会、今を精いっぱい走る

先日、甥っ子の運動会に行ってきた。

たまたま予定が空いていたので、

母に付き合うことにした。

おひとりさま生活のわたしにとって、

ファミリーが集う場所には縁がない。

だから好奇心もあった。

妹のクルマに母と便乗、

グラウンドに行くと、

開会式の真っ最中だった。

何回も練習を繰り返したのだろう、

国旗掲揚、選手宣誓と懐かしい風景があった

妹も義弟もプログラムを眺めながら、

カメラを持って出たり入ったり、

母はちゃっかり父兄席のテントに入っていた。

久しぶりの太陽に、

かなり汗ばんでいたが、

時折吹く風が心地よかった。

競技開始のピストルの音、

声援や歓喜の声、

そして精一杯競技に参加する生徒たち。

リレーで転び、それでも走り続けた少女。

競技が終わった後、友達に支えられながら、救護所にいく途中、

目をこすっていた。

お昼は妹夫婦と母とでお弁当を食べた。

昨年卒業した姪もきていた。

新しい制服を着て、誇らしげだった。

お昼休みギリギリに、

甥っ子がきた。

これから応援合戦に出るらしく、

暑苦しい学ランを着ていた。

ものも言わずおにぎりを頬張り、

また飛び出していった。

少し合わなかった間に、

雰囲気は随分変わっていた。

少年の面影がどんどん消えていくことに、

少し寂しさも感じる。

来年の運動会には、心も体ももっと成長しているはず。

足の速い子の後にくっついて、

必死で走ったり、

応援合戦で遅れを取らないように、

踊ったり、

いつもの100倍ぐらい大きな声で声援を送った

今日のこの時間は、二度と戻らない。

だから、今を精いっぱい生きる

どの子の顔も輝いていてみえたのは、

そのことを、彼らが一番よく知っているからかもしれない。