一番熱くなれる時間、それは自分のストーリーを語るとき
他人のストーリーでは熱くならない。
他人のストーリーには興味がない。
それが私たちのホンネかもしれない。
でも、ただ一つ例外がある。
それは、好きな人のストーリー、
憧れのヒーローのストーリーである。
そして、興味を持っている人のストーリーである。
遠距離恋愛をしていたとき、
ドライブ→食事とお酒→宿泊先へ、が定番だった。
ドライブ中は、ほとんど私が話していた。
彼の、気のあるようなないような相槌に、
興味がないのかと思って黙ると、
「で?」
と、先を促してくれた。
それで、聞いていてくれたのだとわかった。
お酒が入ると、
今度は彼が饒舌になった。
全くわからない仕事の話を、
彼は目を輝かせながら話してくれた。
でも、彼が今の仕事をとても好きなのだということが伝わった。
人間はわからない話でも、
自分にとっては興味のない話でも、
その人をどう思っているかで、
言葉に耳を傾けるものである。
そして、わたしたちが一番熱くなるとき、
それは自分のストーリーを語っているときである。
仕事のこと、活動のこと、趣味のこと、
または嬉しかったこと、悲しかったことは、
いくらでも話しても話し足りないのだ。
だから、わたしはそれを書く。
書くだけで熱くなれる。
そして、少しでも興味を持ってくれた人が読んでくれればそれでいい。
こう生きている人間がいると、
誰かに聞いてもらえればそれでいい。
わたしも興味のある人のブログ、
好きな人の言葉、好きな人の物語を、
ずっと読んでいきたいと思う。