ホンモノは響く

最近、印象に残っている言葉がある

「体に響く」

それはつまり、五感に響くという意味だと思う。

わたしたちは、

五感で何かを感じることはある。

伝わる想いもある。

でも、響くとは、もっと心の奥深いところまで、

伝わっているのだ。

例えば音楽。

どんなに著名なピアニストの演奏よりも、

隣の家から聞こえてくるピアノのレッスンのほうが、

耳に心地好い。

また、美術館で、

本物の絵を見たときの、

震えるような感動は、

絵葉書や写真集からは伝わらない。

ホンモノとは、

技巧や技術ではない。

それぞれの中にある、

本当の「想い」である。

そして、それを

映すことは出来ても、写すことは出来ない。

「言葉」も同じだ。

ホンモノの言葉は、

誰かの想いに響く。

胸を打たれたり、

涙が溢れてくるのは、

自分の心の奥に届く言葉だけである。

わたしの言葉は、

誰かの胸を震わせているのだろうか?

誰かの心の奥に届いているのだろうか?

自分の中のホンモノの想い、

これからも見つめていこうと思う。