食器の気持ちー語るに足らない物語ー

ファミレスに居るのは嫌いではない。

大勢の中の一人という感覚が、

かえって、集中力を高めてくれる。

だから、よく行っている。

先日、お昼を少し回った時間、

店内がようやく落ち着きを取り戻し始めてきたころ、

ある「会話」が耳に飛び込んでくきた。

「ほんと、髙いお皿ほどすぐ割れるのよ!」

「うんうん、パンの景品とか、百均で買ったものは、
全然割れないのにね」

「そうそう、本当にそう」

主婦らしき女性が2人、

ランチしながら話していた。

そして、

「そう、だからせっかくいいモノをいただいても、もったいなくてなかなか使えなくて」

それはよくある話で、どこにでもある会話だった。

でも、何故かわたしの思考は、

その皿に流れていった。

いつも使ってもらえる安くて丈夫な食器と、

なかなか使ってはもらえない、高級で繊細な食器。

果たして、どっちが幸せなのだろう?

食器として生まれたからには、

毎日使ってもらえるほうが嬉しくはないのか?

使ってもらった結果割れたのであれば、

食器にとって本望ではないのか?

この二人の会話以上に、

取るに足らないこのわたしの思考

語るに足らない物語

こういうことを考えるときって、

たいてい煮詰まっているときだったりする。。。