もっと真っ直ぐに、もっと素直に書ける強さが欲しい。
秋晴れの空に、
ひこうき雲のようなものを見た。
ずっと上空を飛んでいたようで、
針のように細い雲だった。
目を離すと、見失いそうだった。
本当にひこうき雲だったのかどうか、
確証はない。
歌にあるように、
空までも続いてもいない。
でも、真っ青な空に、
真っ直ぐに進んでいくその姿に、
ある種の清々しさを感じた。
言葉では表現出来ない感覚がある。
例えば、「ひこうき雲に癒されました」とか、
「朝から元気が出ました」
など、言葉にしてしまったら、
その想いは陳腐なものになってしまう。
確かに、
前を見ていこうと思った。
元気を出そうと思った。
今日一日頑張ろうと思った。
でも、きっとそれだけではない。
まだまだ言葉が足りない。
まだまだ言葉の力が足りない。
書いていて、
もどかしく感じるのはそういう時だ。
もっと真っ直ぐに、
もっと素直に書ける強さが欲しい。