自由になりたい

「自由になりたい」
そう言ったら周りが不思議な顔をした。

「だって、シングルだし、いつも自由でしょ。」

確かにそうだ。
あり余る時間を持て余している。
でも自由ではない。
社会に、この地に、この生に、いつも縛られている。
名前を呼ばれたら返事をし(当たり前だけど)
住む家が決まっていて(ありがたいけど)
どんな時にも、お腹も減るし、眠たくもなる。
結婚しているとかいないとか、
家族がいるとかいないとか、
仕事をしているとかしていないとか、
そういうことではない。
だから「自分は自由ではない」
そういう気持ちを拭うことが出来ない。

でも、ひとつ気がついた。
わたしが自由時間を持っているとしたら、
それは何かを書いているときだ。

今生きている現世を少しだけ離れて、
自分の感情や想いを俯瞰してみることが出来る。
想いはどこまでも巡る。
そこには時間の壁も、空間の壁もない。
年齢も性別も種族(人類?)もなくなる。
蝉にもなれる(※「冬の蝉」はこちらから
ブログを書いているとき、
物語を書いているときだけは、
わたしはわたしではなくなる。
わたしは、わたしから自由になる。

だから書きたいのだと思った。
だから書けるのだと思った。

書くことで、わたしは自由に生きていこう。