雪
今朝、今年初めての雪が積もった。
とうとうこの時期がきた、と
軽くため息が出た。
でも、雪自体は嫌いではない。
明け方、凍りつくような寒さで目が覚めたとき、
外は銀色で輝いている。
雪が振り切った空には、
雲一つなく、青空が広がり、
太陽が反射して、外は一面に輝いている。
色味の無い光だけの世界。
地上にあった、
あらゆるものが覆い隠され、
春が来るまで眠る世界。
静寂と浄化
この言葉がぴったりとくる。
そして、
モクモクと除雪する人たちの姿。
雪を受け入れ、雪と付き合ってきた暮らし。
それさえも、神々しく見える。
間もなくやってくる雪の季節、
この季節に今年も巡りあえることに、
幸せを感じたい。