家族が集まる日

お盆とお正月、
年に2回家族が集まる日がある。
この日は朝から、何かと忙しなく、
母は朝からテンパっている。

姉家族が5人、妹家族が4人、母とわたしで総勢11名。

11人分の料理、飲み物の買い出しに、
母は前日から何度も出かける。

そして、家の食器棚もほとんど空になる。
乾杯の前には、
必ず義兄は、乾杯の前に、
父と祖母の遺影に乾杯のビールを供える。
そして、ささやかな宴会が始まる。

もう20年近く続いているこの風景。
もう一人が加わる日を、夢見ていた頃もあった。
あの人を呼べない悔しさで、影で泣いたときもあった。

疎外感を感じて、席を離れ、一人で洗い物をしていた。

今でも疎外感を感じていないわけではない。
どうしても、はいっていけない話題もある。

でも、ちょっとだけ気を緩めている姉や妹、
ピカピカの笑顔で笑いあっている姪っ子や甥っ子、
楽しそうな母の笑顔を見ていると、
また来年も、と願わずにはいられない。

最近、強く感じる時間の有限性。
子どもたちも、いずれは巣立っていくだろう。
母も、もう高齢だ。

あと何回こういう機会を持てるのかはわからない。
だからこそ、この1日を大切にしたいと思う。