「ときのまにまに」は自分史ではないっ。

「ときのまにまに」は自分史ではない。
自分の過去赤裸々に綴った暴露本でもない。

「自分のこと、話す書くのって恥ずかしくない?」
「他人のことを読みたい人ってそんなにいるかな?」
出版したと話したら、
こんなことを言われた。
ちょっと気持ちがザワザワした。
もちろん、悪気があったわけじゃないと思う。
ごくごく一般的な感想かもしれない。
でも、気持ちがザワザワした。
そういう人たちだって本を読んでいるのだ。
それは誰かが書いたモノであり、
誰かのことを書いたモノだ。
物語とはそういうものだ。
そして自分のことだろうが、
誰かのことだろうが、
伝えるため、遺すため、
そして届けるために書いている。
作家たちは志を持って、自分の想いを言葉にしているのだ。

「ときのまにまに」は自分史ではない。
自分の過去を赤裸々に綴った暴露本でもない。
情熱発信ブログのように、熱くなろう!とも書いていない。
誰の中にあるストーリーである。
もちろんモデルはいる。
わたし自身のことも書いている。
それを23 のエピソードで構成してある。

体裁も至ってシンプル。
表紙にあるシンボルのイラスト以外は挿し絵もない。
それぞれのイメージで読んでもらいたいからだ。
そして、懐かしさ、温かさを感じてもらいたい。

「ときのまにまに」はそういう本である