都合のいい言葉
言葉の意味を、自分の都合の好い解釈に使っていないかな、
と、ときどこ、振り返ってみる。
子どものころ、「一生のお願い」は何度でも使っているし、
最近は、ダイエットの誓いを破るときは、
だいたい「自分ご褒美」を使っている。
なかなか進まない、なかなか進めないモノゴトに関しては、
「マイペース」という言葉を使ってみたり、
本当に都合よく言葉を使い分けている。
それは、
「年寄り扱いするな」と怒ったり、「もう歳だから」と言いわけしたりするのと同じだ。
もちろん、言葉は人のためにある。
誰かのひとことによって救われたり、力になったりする。
でも、自分を誤魔化したり、
何かから目を逸らしていないだろうか。
自分にとってはつ不都合な言葉、
耳が痛い言葉から逃げていないだろうか。
言葉は自分自身の姿を映し出す。
自分の言葉から目を逸らさず、
真っ直ぐに向き合おうと思う。