雑感、わたしにとっての出版

しゅっぱんしてみて思ったこと。

一番強く感じたのは、ブログとの違いだ。

書いている内容も、書き方も、

大きな違いはそれほどない。

でも、何人もの人が、

「ときのまにまに」を手にしているのを見たとき、

これまでとは違った感覚があった。

ああ、わたしの手を離れたのだ、と思った。

「ときのまにまに」は、わたしだけのものではなくなった。

本を出すことって、自分のことを書くことって、

「自分の想い」を売るのだ、

そう考えていた。

わたしにその覚悟があるのだろうか、と思っていた。

確かに、想いを削って書いているとこもある。

でも、それだけではない。

自分が育ててきた大切な想いを手放す。

誰かに託す。

本を読んでいただいた人の中に、遺る何か。

これがモノ書きが売っているものなのかもしれない。

「紅蓮色の情熱」は、ある意味、私小説だ。

でも、伝えたいものは、わたしの過去ではない。

手にとっていただいた全ての人の中に遺る想いだ。

そう思って、今、「紅蓮色の情熱」のあとがきを書いている。