私見・新型コロナウイルスのもたらす影響
新型コロナウイルスの影響はどんどん拡大を見せている。
政府は3月2日から、全国の小中高校や特別支援学校を、
臨時休校にするよう要請すると表明したらしい。
企業もテレワークなどの、オンライン化を始めた話も、
あちこちで聞く。
「なるべく人とは接触しないのが好ましい」
こういうことなのだろう。
今の時代、自宅に引きこもってもそれほど不便を感じない。
いろいろなサービスがSNSの普及により、地域や場所を選ばなくなっている。
クリック一つで、何でも手に入れることが出来る。
誰かと繋がっていることはできる。
自宅に居ながら、外の様子を垣間見れる。
でも、それと同時に、
わたしたちを、外から完全に遮断はしない。
どんなに一人になりたくても、
どんなに自分の中にこもろうとしても、
外の気配を完全に消すことはない。
確かな世界と、不確かな世界の狭間に、
すでにわたしたちは生きている。
その感覚がわたしには違和感がある。
来週からの年度末、どの企業もどの家庭も大変だろう。
経済的にも大きな影響が出てくるだろう。
でも、この時期を乗り越えたとして、
いろいろな意味で「春」が来たとして、
わたしたちが「外」に出たとき、
リアルとネットの世界に慣れきってしまっていたら、
この不完全な世界と現実の世界の不安定さから受ける影響はどのくらいだろう。
それを考えずにはいられない。