散歩道で気付いたことー「忘れかけていた風物詩」
新型コロナウイルス影響で、
いろいろなことがリセットされつつあると感じているこの頃、
自分自身も原点に戻ろうと、
いろいろ試みている。
そのうちのひとつが家周りのウォーキング。
住宅地はもともと人通りがなく、
密になりようもない。
初夏のような日差しのなか、
田んぼに水が張られていた。
そう言えば、毎年、ゴールデンウィークの頃から、
田植えの準備が始まるのだ。
休業、自宅待機の日常の中で、
時間が止まっていると、
いつの間にか錯覚していたことに気付く。
全てがリセットされるわけではない。
変わらずにあり続けるものもまだまだあるのだ。
人のいない住宅展示場にも、
今日から大きなこいのぼりが飾られていた。
それは、どの家の屋根より高く、
風に泳いでいた。
どこにも行けない、
子どもたちのゴールデンウィークを応援する
旗のよう思えた。
昨年までは気付かなかった風景、
もっと周りを見てごらんよ。
時にそう教えられている気がしている。