報道されない、コロナの犠牲者たち

コロナの影に、見捨てられた人たちがもいる。
 
一人の年老いた女性だ。
 
コロナ病棟から外れた病室でただ一人、
 
誰にも気づいてもらえず、誰にも看てもらえず、
 
病院の天井を見ながら、誰かが来てくれるのを待っていただけ。
 
助けを呼ぶ声も失い、誰かの手を掴む力も失い、ただ横たわっていただけ。
 
 
食事も取れずに、汚れたままの躰で、
 
まだ生きているのか、もう死んでいるのかもわからないい状態で、
 
誰にも看取られることなく、静かにその命を終わらせた。
 
 
最期の姿はやせ細り、見る影もなかったという。
 
 
コロナ騒動の影で、そういう「死」を迎えた人がいることを、
 
わたしたちは知っていただろうか。
 
そして、それを見ながら、何も出来なかった人たちの苦しみを、
 
わたしたちは知っているだろうか。
 
 
「こういう時期だから、仕方がない」という言葉の中に、
 
どれだけ自分に都合のいい言いわけをしてきたのだろう。
 
 
そして、そういう話を聞きながらも、
 
何もできないわたしは、なんて無力なのだろう。
 
 
好くも悪くも声を挙げられる人たちは幸せなのだ。
 
本当に助けを必要としているのは、
 
声を挙げられない人たちだ。
 
 
その人たちの言葉を代弁していきたい。