ずーっと、認めてほしかった。

あの人に
ずっと、認めて欲しかった。

子どものころから、
わがままで、甘ったれで、

体力的にも、精神的にも、
全然我慢がきかなくて、

それでいて自我が強くて、
意地っ張り。

何をやっても、すぐに辞めて、
何をやらせても、すぐにあきらめて、

どうしようもないわたし自身、

そういう人だって分かっていたけど、

いつか認めて欲しかった。

こんなわたしでも本気になれることがあることを。
こんなわたしでも、あきらめられない夢があることを。
こんなわたしでも、誰かの役にたっていることとを。

そして、どうすれば認めてもらえるのだろう、

ずっと、考えていた。

人並みに働いて、人並みな生活をしたら認めてくれる?

世間が認めてくれたら、あなたも認めてくれる?

それとも成功したら?

でも、人並みな生活って何だろう。

結婚、安定した職場、安定した収入、そういうこと?

世間て、誰を指すのだろう。

成功って、何を指すのだろう。

あなたの思う世間と、わたしの思う世間、

あなたの願う成功と、わたしの願う成功。

それぞれが違っているのに、

それは仕方ないことだって分かっているのに、

それでもずっと、あなたに認めてもらいたかった。

今もその気持ちは変わらない。

多分、この先も変わることはないだろう。

ある人が言っていた。

「親って、重いものなんですね。」

「あの人」が、わたしを認めてくれることは、

絶対ないかもしれない。

それは仕方のないことなのかもしれない。

でも、このどうしようもなく重くて、

そして、どうしようもなく暖かい、

かけがえのない存在。

あなたがいたからこそ、

だから、今のわたしがいるのですね。