読むことと、書くことと。
私は自分のことを、
ずっと「書く人」だと思っていた。
だから、セッションでも講座でも、
「書き方」について話してきた。
でも、最近気づいた。
私は「読む人」だったのだ。
だって、セッションでも講座でも、
まず、書かれた文章を読んでいる。
読むことによって、
感じ方の違いや、言葉の使い方を提案している。
漢字117診断や、姓名診断もそう、
思考や物語を読んでいるのだ。
教えることは、教わることだという話を聞いたことがある。
子育てをしている大人が、子どもからたくさんのことを受け取る、
ともいう。
書くと読む、発信と受信も同じことなのだ。
何より、私自身、
書きながら、自分の言葉を受け取っている。
常に自分の言葉を読んできた。
人に伝える、届けると言うのは、
きっと書き手の奢りだ。
まず、伝えるべき相手は、自分自身なのだから。