病は気から、ワクチンは心から。
先日、職場で
「これで、コロナも90%は大丈夫だと思う」
ワクチンを打ったことで、気持ちが楽になったらしい。
今まで、静かに暮らしていたけど、少しは外に出てみようかな、
そう話しているのを聞いた。
声も表情も以前よりずっと明るかった。
国も自治体もワクチンで盛り上がっているが、
正直わたしはマユツバ感を感じている。
新型コロナの世界的流行から、
ようやく一年が過ぎた。
ワクチンの開発は進んでいるが、
効果、持続性はまだまだ未知数。
打ったからもう安心、なんて言えるわけがない。
それなのに、ワクチンが済んだ人たちの安堵感、
これはどこからくる根拠なのだろう。
そう思わずにはいられなかった。
でも先日、テレビで見たニセ薬の話を思い出した。
かたりを真似て作ったただのタブレットも、
薬だと思い込んで服用すれば、
それなりの効果を発揮するという。
ましてやワクチンに関しては正真正銘の薬だ。
効果がないわけがない。
でも、それよりも何よりも、
ワクチンを打ったことに対する、安堵感。
そこから生まれる笑顔が最高の
免疫剤なのだろう。
外でマスクを外して笑い会える日が待ち遠しい。