甥っ子のリベンジ戦 ー勝負はまだ終わらない!ー

冬休みの間中、我が家で、高校生の甥っ子が勉強している。

寒いけど、広い部屋で静かに過ごせるので、捗るらしい。

気分転換で、見様見真似でピアノを弾いたりしている。

時々寝そべって、ライトノベルを読んだりしている。

志望校に行けなかった悔しさを、

3年後の大学受験でリベンジするつもりなのだろう。

真剣な横顔に、その決意が見てとれる。

もちろん、母もわたしも応援モード。

だって、人生の勝負はまだ始まったばかりだからだ。

彼は、ずっと野球少年だった。

野球は、最後まで勝敗はわからない。

1回の裏で、失点しても、

まだ8回残っている。

逆転ホームランを彼は嫌というほど見てきたはずだ。

だから、勝負はこれからだということを、

誰よりもわかっているのだろう。

それでは、わたしはどうだろうか。

わたしは、人生の折り返し地点にきている。

いつ、終盤がきてもおかしくはない。

わたしの人生に、逆転ホームランがあるのだろうか。

それに、わたしの場合、何を持って勝ち!とするのだろうか。

本当は人生に、勝ち負けなんてない。

多分、彼がそのことを知るのは、もっとずっと大人になってからだろう。

でも今は、直球勝負のときなのだろう。