考察「なぜとら年のトラは虎ではなくて寅なのか」
今年は寅年です。
動物的には、トラですが、
なぜ、虎ではなくて、寅なのか、
ちょっと気になったので、
久しぶりに漢字を調べてみました。
虎とは、ネコ科の生物としての「トラ」のことですが、
寅は、十二支であり、それによって表される年月日、時間、方角などを表すときに使われてきたようです。
ではなぜ、虎ではなく、寅のか。
それは、漢字の持つ意味にあるのでは、という気がしています。
寅は音読みでは「いん」、
意味を表す訓読みでは「とら」の他に「つつしむ」と読みます。
つつしむという言葉は「慎む」や「謹む」と言ったように、わたしたち日本人が今も好んで使う言葉です。
そして、日本人が好ましいと考える思想です。
だからこそ、干支は今も根付いているのでしょう。
それにしても、つつましやかにしているトラって、
どんな表情をしているのかな。。。