言葉の「てにをは」に気を配っていますか?
最近、わたしの周りでも文章の解釈の違いによる諍いや、
誤解によるトラブルがいくつかある。
たいたいことが曖昧な文章、
ピントがずれている文章、
痒い所に手が届かない文章は、
「てにをは」が弱かったりする。
「てにおは」とは、主語の後につく助詞である。
例えば、
わたしは、読書が、好き。
「は」と「が」が助詞である。
本は、いろいろなことを、教えてくれる。
「は」と「を」が助詞である。
でも、
本で、いろいろ学ぶことができる。
こうすると、「で」と「が」が助詞である。
助詞の使い方を混同すると、
「本(読書)は、いろいろ学ぶことが出来る」や、
「わたしは読書でいろいろ学ぶことが好きだ。」になる。
そうすると、上記は、
学ぶことが出来る人(モノ)は、本という人(モノ)ともとれるし、
わたしが好きなのは、人に話を聞いたりするよりも、本を読んで学ぶ方が好きだ、
という意味にも取れる。
人にはそれぞれの読み方、解釈の仕方がある。
自分の文章の意図と解釈が違うといって読者を責めることはできない。
不要なトラブルを避けるためにも、まっすぐ伝えるためにも、
言葉選びは重要。
そのためにも「てにをは」は大切な一語だ。